8.SEOと「最適化」の功罪について

8.SEOと「最適化」の功罪について

こんにちは。

 

SEOについて

 

ブログを書いておりますと、

「SEO」

という概念を意識せざるを得ません。

 

「SEO」は、Search Engine Optimizationの頭文字です。

日本語に訳せば、「検索エンジンの最適化」になり、ブログ作成者にとっては、一般的な訳です。

 

 

 

 

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「検索エンジンの最適化」について

 

「検索エンジンの最適化」の意味は、

Googleなどの検索エンジンで、ある言葉を入力したたきに自分のサイトが上位に表示されるように工夫することです。

つまり、自分のサイトにたくさんの人がやってくるようにするために、自分のサイトを作るときにアレコレと工夫をする方法や技術のことです。

 

利用者側にとりましても、自分が知りたい内容に関するサイトが上位に掲載されますので便利な機能ですね。

 

 

「最適化(optimization)」は専門用語

 

辞書に寄りますと、「最適化(optimization)」の意味は、

システム工学などで、特定の目的に最適の計画・システムを設計すること。コンピューターでは、プログラムを特定の目的に最も効率的なように書き換えること。オプティマイズ。オプティマイゼーション。(goo辞書)

 

「最適化(optimization)」はシステム工学という領域の専門用語だったのですね。

日常この言葉を聞かないのももっともです。

 

 

 

 

「最適化」を一般の文章で見つけた

 

このように、「最適化」はシステム工学やブログ作成における専門用語ですが、一般の文章の中に「最適化」を見つけました。

 

以下の文章です。

 

外で車いすを押していると、ちょっとした段差や斜面がけっこう怖いんです。

お店や駅には車いすでも利用できるようなエレベーターやトイレがない場合もあって、街全体が健常者を前提に作られていることに、遅ればせながら気がつきました。

ちょっと融通を利かせてくれたらなんとかなるんだけどな~、と思うことでも、マニュアル外の対応はお店に嫌がられることもあった。

社会は放っておくとどうしても、需要が多いマジョリティー(たとえば健常者)向けに最適化されていきます。マニュアルは生産性や効率を上げる目的があるものだから、どうしてもマジョリティー向けに作られるのはわかる。

引用元→【連載】大原扁理のトーキョー知恵の和(11)(大原扁理)

 

 

「最適化(optimization)」を疑うことなく多用する危険性

 

 

Search Engine Optimizationの目標は、Search Engineが対象です。

 

このように、対象が言葉遣いに明確に表れている「最適化(optimization)」は、目標が明確です。

分かりやすいです。

 

しかし、対象が明確ではない文脈の中で、「最適化(optimization)」がアプリオリに正しいものだという感覚で書かれている文章に出会うならば、

著者の論理を疑った方が良いと思います。

ある領域で「最適化(optimization)」がうまく機能したという成功体験がありますと、例外・緊急事態・その場の判断を避けがちです。

つい他の領域でも「最適化(optimization)」が正しいと思い込むような「最適化万能主義」に陥るのでしょう。

 

 

最適化に限らず、効率化・マニュアル化・規則化などの「便利な」言葉を使用する際に、戒めたいことです。

 

 

 

 

 

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