こんにちは。
桜の開花宣言、現在は関西地方まで来ていますね。
開花宣言はされていないものの、実際は北国でも桜を見かけるそうです。
正式な宣言は、気象庁の職員さんが地域の定まった桜の木(標本木)を観察して判断するそうですね。
ヤフーニュース→「今年から変わった気象庁の「桜の開花」と「桜の満開」の観測」
皆さんの地域の桜はいかがでしょうか?
さて、今回はアメリカでの会話のタブーについて、複数のサイトで調べてみました。
「伝統的に言われてきたタブー」と「現代のタブー」について分けて記します。
空家や解体についてお困りでしたら、→「有限会社エイキ」のサイトをご参考になさってください。
【伝統的】 アメリカにおける会話でのタブー
宗教と政治が2大タブーです。
どちらも人の内面に深く関わり、喧嘩になりやすい話題ですもんね。
さらには、年齢と収入に関する話題(プライベートな話題)も、お互いの関係が浅い内はタブーです。
【参考サイト】
→「アメリカ人にインタビュー!初対面の人との会話で避ける話題は?」
【現代的】 アメリカにおける会話でのタブー
代表的なのが、見た目・血液型・性別(既婚未婚)に関することです。
それぞれについて説明します。
【見た目】
相手を褒めているつもりでも、外見至上主義(Lookism)とみなされます。
外見は人の能力に関係ないことです。
「ある容姿をほめるということは、そうでない人をおとしめる」ということに通ずるのが外見至上主義の危険な点ですね。
例としては、「可愛らしいですね」「スタイルがいいですね」「足が長いですね」「髪の色がきれいですね」はダメです。
(家族や親しい恋人ならばOK)
ヘアースタイルや服装をほめるのはOKですが、親しくなっていないうちは話題としないほうが無難なようです。
結論としては、「よほど親しい関係になっていないうちは、外見に関することは話題にしない」と考えておいてください。
【血液型】
日本では血液型の話題は、お天気の話題のように挨拶の一つみたいなところがありますね。
「あなたの血液は何型?」と尋ねられても、変な質問だ思われることもなければ、「何のために尋ねるの?」と問い返されることは滅多にありません。
だいたいは、次のような気軽な会話となることでしょう。
「あなた穏やかだから、もしかしたらB型?」
「いいえ。私はA型。これでも細かいことが気になってしまうの」
「A型? A型はいいね。私はO型だから大雑把で適当だからミスばっかり」
「そう? O型はおおらかだから悩まなくて得よ」
あるいは、
「彼はAB型だから何にでもこだわりが多いの」
「そのこだわりが素敵なのよ。個性的でいいじゃない」
このような会話は日常的にしばしば聞きます。
話している本人たちは真剣であることもありますが、むしろ話題作りの一つとして適当に楽しんでいるだけのことが多いですね。
さて、血液型と性格や特性に相関関係があると思われているのは日本くらいです。
アメリカに限らず多くの国は血液型を気にしませんし、科学的にも相関関係がないことが明らかになっているそうです。
したがって、血液型を話題にするのは、オカルト思想のような印象を持たれる可能性があります。
結論としては、血液型の話はなさらないでください。
【相手の性別を決めつけている話題】
昨今、LGBTQについての認識が社会に広がってきました。
(LGBTQの意味につきましては、次のサイトをご参考に。
→「セクシャル・マイノリティー」(神奈川県二宮町サイト)
→「セクシュアリティとは?意味や診断項目、種類について。ジェンダーとの違いも解説。」(自分らしく生きるプロジェクト))
このように、「異性愛・異性婚が当然だ」という発想を考え直す流れが多くの地域で生まれています。
「でも、LGBTQはかなりの少数だ」とお思いの方は、次の日本の調査結果をご覧願います。
電通ダイバーシティ・ラボの調査ですが、 LGBT層に該当する人は8.9%という結果となっています。
→「電通ダイバーシティ・ラボが「LGBT調査2018」を実施」
また、「西東京市の講座報告」では、多い苗字と性的マイノリティーとの人数比較がこのように書かれています。
性的マイノリティの人は本当にいるのか?
2015 年の統計の性的マイノリティの割合は7.6% 13 人に 1 人ともいわれる。
名字ランキング上位の割合は 1 佐藤 2 鈴木 3高橋 4田中 5伊藤 6渡辺 7 山本は、
2015 年統計の上位 7 位の名字の人は日本の総人口に対して、7.6% 13 人に 1 人で同じ割合
この上位ランキングの名字の人に出合ったことの無い人は、いないのに、
同等の割合で存在するといわれる性的マイノリティの人に出会っていないと感じるのはなぜ?
社会に「言えない空気」・ネガティブメッセージがあるからでは。
性は多様、どんな性も恋愛も攻撃されたり否定されたりしてよいものではない
セクシュアリティーはアイデンティティの一つ、他人が勝手にレッテルを貼るのは人権侵害。
なお、JobRainbowMAGAGINEの「LGBTの割合は13人に1人? 100人に1人? バラつく理由」でも、苗字と比較した箇所があります。
日本国内のLGBTの割合については、いくつかの調査がされてきました。
日本の民間団体による調査では、「LGBTは人口の8%-10%前後」、つまり「10から13人に1人」が通説となっています。
13人に1人というのは、全人口における「佐藤」さん・「鈴木」さん・「高橋」さん・「田中」さんの割合(約5%、20人に1人)よりも多い割合です。
さて、アメリカにおいては、アメリカ合衆国最高裁判所が、2015年6月26日、同性婚の権利を正式に認めましたね。
“Do you have a boyfriend ?” という問いかけについて考えてみます。
状況としては、それほど親しくないAさんとBさんがいて、AさんがBさんに問いかけていると想定してください。
”boyfriend” を「単なる友達」という意味でも使用しますが、ここでは、「性の対象である友達(恋人)」という意味で使うことにします。
この問いかけは「あなた(Bさん)は、男性の恋人がいますか?」という意味になります。
このことは、「Bさんは生物学的に女性である。そして性志向は男性だ」との前提をAさんが持っていることを示しています。
しかし、事実はどうでしょうか?
もしかすると、Bさんの性志向は女性かもしれません。
そのBさんに対して”Do you have a boyfriend ?” と問いかけるならば、Bさんは戸惑ってしまうことでしょう。
(さらにはBさんは生物学的には男性かもしれませんし、女装をしているかもしれません)
あらゆるケースを考えますと、相手の性別や性志向を決めつけている可能性がある話題や言葉遣いは避けた方が良いですね。
【参考サイト】
→「セクシュアリティとは?意味や診断項目、種類について。ジェンダーとの違いも解説。」(自分らしく生きるプロジェクト)
→「LGBTの約半数が職場で困難。国が初めて職場のLGBT実態を調査」(ヤフーニュース:松岡宗嗣一般社団法人fair代表理事)
→「電通ダイバーシティ・ラボが「LGBT調査2018」を実施」
→「【判決要旨全文】「同性婚できないのは憲法違反」札幌地裁が日本初の判断」(2021年03月17日ハフポスト日本版編集部)
→「家族のあり方は国が決めるものじゃない。 同性婚裁判の院内集会で、原告と国会議員が語ったこと」(2021年03月26日ハフポストサイト:安田聡子)
→「小学生作家がオードリー・タンに聞いた「トランスジェンダーと多様性」」(Forbes JAPAN 編集部)
【直接参考にしたYouTubeサイト】
→YouTube動画「【英会話の落とし穴】政治や宗教以外にもあります!話題にしちゃいけないタブー3選」
人と信頼関係を結ぶには時間が必要です。
「親しくないうちは、プライベートな質問を控える」という良識が大切ですね。
また、辛い気持ちでいる人がいらっしゃるということに気づき共感できるように、
自分中心にならずに人に添える気持ちを持ちたいと思いました。