お久しぶりです。
残暑の折、九州北部に続き関東地方を襲った大雨。
昨年は、山陽地方と北海道南部。
日本は災害が多い国だとつくづく実感しました。
“If I were a bird, I could fly to you.”
事実とは異なる想い(願望、願い、ぼやき)を表すための仮定法。
“If I were a bird, I could fly to you.”
が有名ですね。
この文、シェークスピアかどなたかの名言からの引用でしょうかねえ。
あまりにも有名ですから。
“If I had money, I could buy the latest iPhone.”
これもしばしば例示される文ですね。
“iPhone”に定冠詞が付いているほど、アイフォンは日常的になったようです。
あ、念のため。
「仮定法」の「法」は、翻訳すると「ムード(雰囲気)」
仮定法のおさらい
仮定を英語で表現するには、時制を一つずらすのでしたね。
現在の事実と異なる仮定ならば過去形を用い、過去の仮定ならば過去完了形を用いるということでした。
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何故、英語は仮定を表現するときに時制をずらすのか?
「事実」と、「事実と異なる想い(願望、願い、ぼやき)」との距離感を表すときに、
時制をずらせば非現実感を醸し出せるからです。
こんなことをする英語って、どこか機械的に感じる!
でも、日本語も似たようなものかな?
これは、次章にて考えましょう。
日本語で仮定のムードを表すとき
まずは、現在と過去の仮定を表現する日本語をご覧ください。
(現在、事実と想いが異なる場合)
もしもお金持ちならば、高級時計を買えるのに。
又は、
もしもお金持ちだったら、高級時計を買えるのに。
(過去に、事実と想いが異なっていた場合)
もしもお金持ちだったら、高級時計を買えたのに。
お気づきの通り、
日本語では、
「もしも」の箇所では、時制が分からないですね。
文末の「買えるのに」と「買えたのに」で初めて時制が分かります。
この理解と表現は、日本語を日々話す我々には簡単なことです。
しかし、日本語を学ぶ英語ネイティブにとっては、分かりにくいことでしょう。
私が英語ネイティブならば、次のように日本語に対して抗議をしたくなると思います。
「もしもお金持ちだったら」は過去形でしょ?
違うって?
現在でも使うの?
頭が混乱する!
結論!
日本語の仮定の方が分かりにくいかな。
2021.5.21 追記
分かりやすいYouTube→仮定法は英会話の基本です!